
こんにちは
橋本漆芸のよしです。
2020年10月9日~10日に、Go To キャンペーンを利用させていただき、初めて福井県を訪問させていただきました。
目的は、「RENEW」と「ててて往来市」を見に行かせていただくことでした。

TeTeTe All Right Market ててて往来市とは
様々な固有性をもった背景を活かしながら、今の時代にしかるべきものづくりを軸に、「作り⼿」「使い⼿」「伝え⼿」の3つの⼿が共鳴しあえることを⽬的に掲げています。それぞれの⼿が、お互いに尊重しながらも緊張を強いられることなく、気負い無く、それぞれの課題や問題をポジティブに持ち寄り、気づきを交換しあい、共に進んでいくために必要な活動を⾏っています。(ててて協働組合より引用)
RENEWとは
ものづくりのまちである、福井県鯖江市・越前市・越前町。なんと、7つの産業がこのまちに根付いています。越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼・眼鏡・繊維といった、ものづくりがこのまちにはあります。
なんとそのものづくりの現場を覗けるイベントが「RENEW」です。年に一度だけ開催される、ものづくりのマーケットRENEWでは、普段使われている工房を見学したり、職人の技に間近で触れたり、直接技術を教わりながらワークショップを体験したりと、産地をより深く知ることができます。(RENEWの楽しみ方より引用)

ものづくりっておもしろい!
ものづくりをする者としては、一度は見に行きたいと思っていた、この二つの取り組み。
興味がありましたが、なかなか足を運ぶことができておりませんでしたが、同時開催を聞きつけて一気にやる気がでてきました。
同じ産地内であっても、なかなか他の会社の中を見ることがないにも関わらず、横断的に産業を見ることができる機会というのは、本当に見ごたえがあります。
個人的には、同じ漆器屋さんを見たいという目線よりも、同じものづくりをする人が何にこだわりを持ちながら生産しているのかに興味がありました。
①人との距離感
②ロングライフ
③デザイン
人との距離感
これってめちゃくちゃ重要だと実感しました。
作り手と使い手の距離がSNSのおかげで、リアルでも距離が近くなって来ているように感じていました。距離が遠い物ってたとえ良い物だと言われていようが買わないし、人が見えていれば、知りたくなるし、買いたくなる。もっと言ったら応援したくなる。
この感覚ってものづくりをする上で大切なことになってくるなぁと実感しました。
ロングライフ
買って使って壊れたら捨てる。
作り手を見ていると、この考えに否定的な感じがしました。
良い物を買って使って、大切に使い修理してずっと使ってほしい。と思っているような、ものづくりが多かったように感じました。
個人的にグラスをセットで購入しましたが、ずっと使いたいと思えるものでした。
デザイン
最近重要だと思っているのがデザイン。
どんなにいい技術があっても、現代の生活様式と乖離してしまうと立ち行かない。
ずっと製造を続けていくと、何が自分の強みなのかよくわからなくなることが多々あります。
ただおしゃれな物を作るというデザインだけでは、伝統的な産業をよくするのは難しいように最近感じており、全体をデザインをすることで現代に近づけることができるのではないかと思います。
新型コロナ感染症対策

検温はもちろん、記帳・リストバンドの配布、訪問先の管理。
新しい生活様式になり、まだまだ慣れない部分も多いですが、感染拡大をさせないために、欠かせないことなんだと思います。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
和歌山でも、こういった取り組みが出来たら面白いなぁと思いました。
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